2011年7月4日月曜日

春ニ散リケリ、身ハ枯レルデゴザイマス。


最愛の貴雄は「片羽」の紋白蝶
わたくしに近付きては 蜜をすすり、すするのです
形は異なり 言葉も通じない
所詮は結合ばれぬ 虚しき感情
溺愛の貴雄は「片羽」の紋白蝶
不動のわたくしと良く似ていませんか?
「夢ヲ見タ非現実自由に舞ウ夢ヲ見タ」
ゆらりふわり ・・・上の空で視線を定めぬ
貴雄は弱く渇いた眼差しで「四角い空」見上げていました。
どんなにわたくしが貴雄を愛しても
春には枯れ逝く宿命ですもの
何度も何度も貴雄ふり向かそうと
唄叫った「巡恋歌」いつ届きますか?
わたくしの目前ではらり散る貴雄
理解ってるつもりでした だけど哀しく
何度も何度もあたしだけ見ててと
綴った「巡恋歌」もう届かない ・・・
無力なわたくしは未練花枯らして
すぐにでも貴雄の後を逝きます
来年の春にはまた短命種を咲かし
貴雄を愛するわ 枯れ腐るマデ ・・・

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