2011年6月18日土曜日

Dir en grey


MISSA 
1997725

Dir en greyとして発売された初の音源。

•「霧と繭」はもとは「惨劇の夜」という楽曲であったが、「歌詞が残酷だ」というレコード会社のクレームにより、タイトルと歌詞を変更しての収録となった。また、ギターソロも若干のリアレンジがなされている。しかし、その後のライヴでは「霧と繭」ではなく「惨劇の夜」が演奏されている。

•販売元がワーナー、ソニー、フリーウィルと変わっておりワーナー販売分だけ品番が異なる。
1.霧と繭
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
元々は「「楓」if trans...」収録の「惨劇の夜」の歌詞を変え再録したもの。
2.S
(作詞・作曲:京 編曲:Dir en grey)
Sはサディストの意味を含んでいるが、それだけではないため「」で括っている。詞がカタカナ表記になっており、エフェクトがかかっている。
3.Erode
(作詞:京 作曲:Toshiya 編曲Dir en grey)
恋人同士にある事件が起こり、その関係が崩れていく様が描かれている。その流れからErodeというタイトルになっている。
4.蒼い月
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
ライブでは何度も何度も繰り返して演奏される定番の曲だった。
5.GARDEN
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
一曲の中に一年の流れを描いている。
6.秒「」深
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
ペットを飼うように人間が飼われていたら…という内容。後のミニアルバム『six Ugly』にリアレンジ版が収録されているものの、別物といえるものになっている。



GAUZE
1999728

Dir en grey史上最も売り上げが大きかったアルバム。

YOSHIKIプロデュースによるシングル曲は比較的ポップな作風が多かったが、アルバムの新曲はセルフプロデュースによる作品であり、なるべくシングルからの予想を覆すような雰囲気に、という思惑があったとのこと。

•初回盤のみ特殊仕様で、イメージブックなども入っていた。また歌詞カードには数行の歌詞が付随されている。

•インストゥルメンタル曲含め、全ての曲にPVが存在している。映像作品『GAUZE-62045-』で見ることが出来る。
1.GAUZE -mode of adam-
(作曲・編曲:Dir en grey)
SE。金属音のような音からゆっくりと始まる。中盤からバンドサウンドが加わり一気に激しくなっていく。
2.Schweinの椅子
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
精神崩壊と淫乱をテーマにした楽曲。コーラスは「極悪で」という京のリクエストのもと、DYNAMITE TOMMYの知り合いの様々なハードコアバンドの人間が参加してレコーディングされている。発表から数年間のライブでは、本編、アンコール問わず定番といっていいほど演奏されていた楽曲である。
3.ゆらめき
(作詞:京 作曲:Shinya 編曲:Dir en grey)
3枚リリースシングルの一つ。
4.raison detre
(作詞:京 作曲:Toshiya/Shinya 編曲:Dir en grey)
ダンスビートのようなサウンドをベースにした曲。インディーズ時代から存在していた。作曲は珍しくToshiyaShinyaの共作。
5.304号室、白死の桜
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
京の詩集の中にはこの304号室をテーマとした詩が他にも幾つかあり、楽曲も存在している。
6.Cage
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
2ndシングル。PVの女性が手にしているのは赤子の心臓。
7.蜜と唾
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
実際は文字が逆転しており、「ツミとバツ」と読む。
8.mazohyst of decadence
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
924秒に及ぶ長編のナンバー。インディーズ時代から存在していた楽曲。「聞いてる内に眠たくなって次に飛ばしたくなるような感じにしたかっ た」と薫は語っている。中絶をテーマとしている。ちなみにこの曲に登場する医師のある言葉が、このアルバムのツアーの千秋楽公演である大阪城ホールでのライブタイトルにもなっている。
9.予感
(作詞:京 作曲Die 編曲:Dir en grey)
3rdシングル。テレビドラマ『女医』主題歌。
10.MASK
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
MASKとは詞の中に出てくる「仮面」を指している。集団洗脳のようなテーマの楽曲。
11.-ZAN-
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
3枚リリースシングルの一つ。『ミュージックステーション』で歌い、問題になった楽曲。PVには規制がかかっている。
12.アクロの丘
(作詞京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
3枚リリースシングルの一つ。終了後次の曲に繋がっている。
13.GAUZE -mode of eve-
(作曲:Dir en grey 編曲:Dir en grey)
5秒しかないが、実際は「アクロの丘」終了後から1分半ほどひきずっている。



MACABRE
2000920


•アルバム1つで重厚な世界観を作り上げることにこだわったアルバム。

•ジャケットなどにも徹底してその世界観を表現しており、初回盤はケースに紋様が刻まれ、数珠が中に入った特殊な仕様となっている。

•「脈」「[KR]cube」を除き、アルバムはセルフプロデュースとなった。その為、前作『GAUZE』と比べると彼らの個性がハッキリしているのがわかる。

•歌詞カードの各楽曲の詞の横には、『GAUZE』と同じく数行ほどの詞とイメージ写真がそれぞれ載せられている。
(シングル曲は全てAlbum Mix
•今作から彼らのレコード会社はイーストウエスト・ジャパンから現在のソニーへと移籍し、アーティスト契約ではなく販売契約という形で活動を行なっていくことになる。
1.Deity
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
クラシック音楽である「ハンガリー舞曲」第五番を下敷きにした楽曲。アルバムの始まりを意識して制作され、SEと曲が1つになっている。ロシア語詞で構成されており、京の詩集に訳詞が載っている。映画『デス・トランス』にも使用された。
2.
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
4thシングル。アレンジが加わっており、マーチのようなイントロとアウトロのパートが削られ、京の台詞が若干聴こえやすくなっている。
3.理由
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
歌詞の内容は飛び降り自殺をしようとした主人公の、その飛び降りた瞬間にフラッシュバックした記憶がテーマになっている。「【KRcube」とともにシングル候補にもなった作品。
4.egnirys cimredopyh +) an injection
(作詞:京 作曲:Toshiya 編曲:Dir en grey)
曲の中にファンクのような部分、ラップパート、ポップになるメロディーのパートなどが存在する。歌詞には幾つか言葉遊びなども取り入れられている。またタイトルそのものにも隠しが施されており、筆算のような表記になっているが、その理由はレコ倫対策である。
5.Hydra
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
歌詞が5行しかない。打ち込みをバックにバンドサウンドと融合させており、その中で京がロングシャウトしている。中盤では男性の賛美歌のような部分も導入されている。21stシングル、「DOZING GREEN」に新たな解釈で構築された「HYDRA -666-」が収録された。
6.蛍火
(作詞:京 作曲:Shinya 編曲:Dir en grey)
金原千恵子がヴァイオリンで参加している。「神風」や「戦場」といった、具体的な言葉も登場したストーリー性を持ったものになっている。
7.KRcube
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
5thシングル。今作に収録された同曲は、曲の冒頭部分の「ママ、飴玉落としちゃった……、ママ、もう一個飴玉頂戴……」といった、シングル版に はあった、イントロの子供の喋り方に似せた京の台詞部分が無くなっている。脈も含め、ところどころ削られているのは収録時間の問題である。
8.Berry
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
幼児虐待ともいえる内容で、詞はその子供の視点から描かれている。曲の中盤の中東のような雰囲気のアレンジの中に夫婦喧嘩のような台詞場面が挿入されている。京は「最初サビが余りにキャッチーなのが新しすぎて、ギリギリまで歌をのせるかどうか悩んだ」と語っている。
9.MACABRE-揚羽ノ羽三ノ夢ハ二蛹一-
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
アルバムと同名の楽曲。サブタイトルは漢文になっており、正しく読むと「蛹ノ夢ハ揚羽ノ羽」になる。構成からいくとプログレッシブ・ロックのような作りになっている。詞の主人公は「虫」であり、食べる方と、食べられる方両方の視点から描かれている。10分を超える大作であり、彼らの曲の中では最長である。当初はこんなに長くなると思っていなかったという。
10.audrey
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
映画『SEMI-鳴かない蝉-』主題歌に起用された。
11.羅刹国
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
「秒「」深」や「残-ZAN-」といった曲に成り代わる新たにライブでの代表曲になり得るような激しい曲を求めて制作された曲。タイトルの通り、歌詞も凄惨な阿鼻叫喚が描かれており、曲構成もデス・メタルにも通じるような重厚感を兼ね備えている。ライブでは長きに渡って演奏されている、定番の曲。
12.ザクロ
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
手首に刻んだ傷跡のイメージから連想されたタイトルと、女性言葉による、愛憎入り混じった感情が描かれている。
13.太陽の碧
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
6thシングル。この曲が最後に置かれたことで、これまでの楽曲やアルバム全体の印象が大きく変わるため、「最後はこの曲でよかったと思う」とメンバー自身も語っている。また、曲の最後におけるDieのギターのアルペジオがシングル版よりも長く、音が鮮明に、そしてエフェクターがかかっている。



鬼葬 
2002130


•本作以降「脱ヴィジュアル系」路線の楽曲が目立つようになり、シングル曲を除き現在のハードコア・メタルへと音楽性がシフトチェンジされていく。

•初回盤のみ特殊仕様で、歌詞カードが2つ存在する。初回盤はジャケットが銀色で歌詞カードの部分は全てカラー描写で英語詞になっており、文字体まで楽曲によって変えているという徹底ぶり。通常盤はセピア描写で普通に歌詞が載っている。こちらはジャケットの色が白色。

•アルバムタイトルに関しては「鬼が赤いイメージで、葬が青いイメージ。その二つが合わさった感じがした」ということを京が語っている。

•『GAUZE』や『MACABRE』までの世界観とは違って、全体が外に向かうような、単純明快でライブを意識したものにしたかったとメンバーは語っている。

•詞のほとんどがエログロや失恋系といった内容になっている。また「特に言いたいこともない」と京は語っている。

•この作品からシングル「かすみ」まで初回盤は歌詞(歌詞カード)隠しがされている。
1.鬼眼-kigan-
(作詞:京 作曲、編曲:Dir en grey)
花魁がテーマ。
2.ZOMBOID
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
コスプレマニアの男の性癖と、段々とホモになっていく様が描かれている。シングル「embryo」にはアコースティック・ギターと打ち込みをベースとした、リミックスが先行して収録されている。
3.24個シリンダー
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
シングル「JESSICA」収録曲。
4.FILTH
(作詞:京 作曲、編曲:Dir en grey)
7thシングル。
5.Bottom of the death valley
(作詞:京 作曲:Toshiya 編曲:Dir en grey)
ベースのアルペジオから紡がれていくバラード。車で崖から転落自殺を図る女性の心情を描く。
6.embryo (Album Version)
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
9thシングルではあるが、歌詞は本来書かれたものが収録されている。女性の視点で描かれた、近親相姦をテーマにした物語。
7.「深葬」
(作曲:Dir en grey)
SE。打ち込みのサウンドに京のヴォイスが絡まったSEになっている。
8.逆上堪能ケロイドミルク
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
シングル「FILTH」収録曲。
9.The Domestic Fucker Family
(作詞、作曲:京 編曲:Dir en grey)
コーラスの掛け合いや、グリス・フレーズなどノリの良さを押し出したものになっている。自分自身で作詞作曲しないくせに、歌うだけで「アーティスト」と呼ばれるアイドル達を「アーティスト」とは認めず、皮肉る内容の歌詞となっている。
10.undecided
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
アコースティックギターを取り入れたミディアム・バラード。囁くような声と張り上げるような歌声の二つが曲の中で交互に取り入れられている。
11.-mushi-
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
Dir en greyの作品の中ではかなり静かな部類に入る楽曲。こちらもアコースティックギターがメインであるが、終始自虐的な歌詞になっている。
12.「芯葬」
(作曲:Dir en grey)
わずか一分ほどの短いSE
13.JESSICA (Album Mix)
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
8thシングル。
14.-karasu-
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
薫のタッピング奏法から始まる楽曲。静かな歌いだしで始まるパートと、一気にヘビーになりデスヴォイスが響くパートとが交互に展開される。親の性行為を見た子供が、それに触発され姉を犯してしまい、独房に入れられても尚快感を忘れることが出来ず自慰行為に明け暮れるというエログロな内容の歌詞となっている。
15.ピンクキラー
(作詞:京 作曲:Dir en grey 編曲:Dir en grey)
実質的なアルバムのラストナンバー。曲調はブラックメタルであり、序盤からひたすら高速で突き進んでいく。
16.「神葬」
(作曲:Dir en grey)
SE。ピアノをフィーチャーさせている。



six Ugly 
2002731


•アルバム『鬼葬』発売後に発表されたミニアルバム。『鬼葬』の制作時点でこのアルバムを作ることは計画されており、制作段階から「とにかく全部ハードでヘビーなもの」というコンセプトがあった。そのため、アルバムの際にはどうしても考えてしまう曲順や全体のバランスといった点を今回は払拭できるように、ミニアルバムという形態にしたと語っている[1]。また『鬼葬』での表現しきれなかった激しい部分、及びサウンドプロダクションの反省点も踏まえて制作したとのこと[2]

•初回盤のみデジパック仕様。『鬼葬』と同じく、歌詞カードが隠されている。

•「children」「秒「」深」の2曲は、歌詞とアレンジが異なる新バージョンで収録。

•ジャケットのヒーローのような人物の名前は、京曰く「Mr.NEWSMAN」というらしい。
1.Mr.NEWSMAN
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
Die曰く、サビでの曲の雰囲気の変わる所や、曲全体の詰まり具合は気に入っているというナンバー[3]。冒頭の「NEWSMAN GO HELL」の連呼はライブでは音源のものから現在ではDie本人のコーラスに変貌している。シングル「凌辱の雨」に、ライブバージョンが収録されている。
2.Ugly
(作詞:京 作曲:Shinya 編曲:Dir en grey)
デモ音源の段階から不思議な雰囲気であったという曲。「不思議な雰囲気はそのままに、ガンガンに乗れる曲」というアレンジを心がけたとのこと。[4]、手がけたShinya曰く、前作『鬼葬』の曲選の際にバンドの変化に乗り遅れて曲が採用されなかったことから、とにかくその方向性に持っていこうと作ってきたと語っている。
3.HADES
(作詞・作曲:京 編曲:Dir en grey)
薫のギターはこの曲のみかなり特殊な音の作り方をしている。裏でかなり声音が多用されており、16個ほどの声音を1つの音に聞かせているという[5]。またDieのギター・ソロパートが今アルバム中唯一登場してくる曲である。
4.umbrella
(作詞:京 作曲:Shinya 編曲:Dir en grey)
曲全体に渡ってコーラスとの掛け合いが多く用いられたナンバー。Shinyaは最初はサビの部分があまりに明るすぎて心配だったが結果的に上手くいったと思うと語っている[6]。テレビ朝日系『モンキー!!モンキー!!』エンディングテーマ。シングル「かすみ」に、ライブバージョンが収録されている
5.children
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
シングル「太陽の碧」収録の再アレンジヴァージョンではあるものの、ギターのフレーズや歌詞など、大きく変化を遂げた楽曲になっている。
6.秒「」深
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
children」同様別曲といえる程のナンバーになっており、曲調、構成に面影が見られるものの、歌詞も全英語詞になり、ハードなサウンドとシャウトのみで構成されたリアレンジになっている。



VULGAR
 2003910


•「痛み」をテーマとしたアルバム。メンバー自身「自分にとっての一作目」と発言をしており、バンドとしても転機になった作品でもある。その背景と しては、アルバム作業中にはさまざまな出来事があり、レコーディング当初は多くの要因でメンバー自体のモチベーションが低かったことや、アルバム制作中に 発売された「かすみ」 や当時放映された特別番組などでの自分達の格好への疑問(かなりラフな格好で出演していた)、自分達のライブスタイルやバンドの方向性など、個人も含めメ ンバー自身がそれぞれ腹を割ってお互い色々なことを話し合う機会が多かったことを、本人達及び関係者の発言で明らかにしている。

•完成までの道のりは長く、Toshiyaはこのサウンドの中にベース・ラインをいかに存在させるかに悩み、Shinyaは、ドラムのフレーズがこれまでと比べると「百倍ぐらい難しい」と語っていた。

•京はこのアルバム作業中に、「自分は歌い手ではなく、表現者である」という意識に目覚め、VocalからProphetと自身のクレジットを変更した。

•初回盤のみ特殊パッケージ仕様で、収録曲「OBSCURE」のミュージッククリップDVDを同梱している。ただし発売の際に規制をかけられたので、実際の映像はノーカット映像集『AVERAGE PSYCHO』で見る事ができる。

•歌詞カードの「遊び」が今作から無くなりきちんと掲載されている。また英語詞の歌詞も同梱されるようになった。

•通常盤には、期間限定特設サイトへ入場するためのIDナンバーが入っていた。この期間限定特設サイトでは、「VULGAR KIT」と題したグッズや素材を提供してのホームページ作成コンテスト、アルバムレコーディング風景の写真など様々な企画が行なわれた。

•アルバム2曲目の「THE IIID EMPIRE」と3曲目の「INCREASE BLUE」は後に映画『デス・トランス』の挿入歌にも起用された。
シングル曲は全てアルバムバージョンとして再録されている。また今作から作曲・編曲のクレジットが「Dir en grey」に統一されているため、シングル曲のクレジットも変更されている。
1.audience KILLER LOOP
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
メロディーは薫と京の持ってきた原型を組み合わせて誕生した。Dieも自分の中から出てこなかったメロディーだったので難しかったと語っている。詞は京自身のトラウマを書き綴ったものでもあると語っている。
2.THE IIID EMPIRE
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
ドラムの手数は原曲の時点から多く作られていたらしく、それをどうにかアレンジした結果今のフレーズに行き着いたと語っている。その名の通り戦争 をテーマにした内容であるが、「戦争を知らない俺が書いても深い意味はないけど、それでも敢えて書くことでその行為自体が凄く馬鹿馬鹿しい事なんだってこ とを言いたかった」と述べている。ライブでは必ずといっていい程演奏されている曲であり、アンコールのラストに使われることも多かった。
3.INCREASE BLUE
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
4.蝕紅
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
歌詞は童謡「かごめかごめ」が元になっている。中盤でマーチのような部分と歌のみの箇所が存在するが、ライブではアカペラで歌われている。2009年に発売されたシングル「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」に、新たに録音された音源が収録されている。
5.砂上の唄
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
京がメロディーのみを作り上げ、それをDieに持って行き現在の形となった。
6.RED[em]
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
Dieのギター・フレーズから始まる。Die自身相当気に入っている曲であり、中盤のギター・ソロは当初考えていなかったらしいが、京から「熱いギターソロを入れてよ」とリクエストを受けて、「熱いソロ」を意識して作り上げたとのこと。
7.明日なき幸福、呼笑亡き明日
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
タイトルは「あすなきこうふく、こえなきあす」と読む。Dir en grey初となるシャッフル・ビートを導入した楽曲。
8.MARMALADE CHAINSAW
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
ライブ中の自分自身を歌ったものであり、『時計じかけのオレンジ』という映画を見て、その主人公と自分自身がどこか似ているものがあると感じたことで、それと関連した言葉が詞の中にも登場してくる。
9.かすみ
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
12thシングル。全体のミキシングが新しく行われ、さらにドラムセットを変えて録り直されている。
10.Я TO THE CORE
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
一分強ほどの短い時間の中で展開されていく2メロコアのロックナンバー。元々Shinyaが作ってきた原曲をプリプロダクションするに連れてこの形になった。
11.DRAIN AWAY
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
11thシングル。アルバムではよりシングルよりも音がクリアになり、サビのメロディーの一部分が変化している。さらにドラムセットを変えて録り直されている。
12.NEW AGE CULTURE
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
13.OBSCURE
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
当アルバムの核心となる曲であり、今作以降のライブでも頻繁に演奏されている。またシングル曲を除いたアルバム曲中で唯一PVが製作されており、死体が吊るされた部屋で演奏するメンバーの映像から始まり、嘔吐する京、喉元に槍を突き刺す薫、心臓を掴み出すDie、体が変化するToshiya、肩から無数の手が伸びるShinya、幼児の頭部を貪る女性など、壮絶な映像になっている。7弦ギターと5弦ベースが導入されている。
14.CHILD PREY
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
10thシングル。テレビ東京系『ミミヨリーナ』エンディングテーマ。シングルでの「Child prey」から大文字表記に変更された。
15.AMBER
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
アルバムのラストを締めるナンバー。京は「このアルバムで一番攻撃的な歌詞」と述べている。ちなみにAMBERの意味は「琥珀」である。



Withering to death. 
200539


•初回盤のみ特殊パッケージ仕様。

•今作のキーワードともいえる「Wither」という言葉は、京がアルバム全体のイメージを感じたときに、「枯れる」というイメージを強く感じたことから来ており、そこから今作のタイトルになった。[1]

•発売前の制作時のインタビューでは、「気持ち的にはフラットになって、やりたいことをやりたいようにやっている」という心境を語っている。また今作のイメージを問われた際、Toshiyaは、「『VULGAR』が一つの太い筆で殴り書きしたような感じだとすると、このアルバムは一つ一つの点が集まって一つの絵を作り出している感じ」とも語っている。[2]

•前作『VULGAR』と比べてメロディアスさが強くなっており、幾つもの音を重ねて音に厚みを持たせていた『VULGAR』に対して、シャープな音作りが意識され、聴きやすく構成されており、その楽曲のバランスの良さや、間口を広く感じさせることからも、海外でポイントになっている曲も多いと語っている。[3]

•このアルバム制作期間中にはライブ日程が組み込まれ、レコーディングが 終了していないにも関わらず、敢えて数曲披露するといった実験的なことも行なわれていた。中には歌詞やメロディー、曲のタイトルさえも確定していないまま 披露した曲も存在する。この試みは功を奏したようで、タイトルは変わらないが、フレーズなどが変化したり、アルバムのバランス的な面で最終レコーディング では煮詰めることができて良かったと語っている。このあたりの経緯は、このライブツアーに密着したドキュメント本『Dir en grey THE MANIPULATED LIFE』などで知ることが出来る。

•このアルバムが発売される前には、京の詩集『前略、お元気ですか。最果ての地より名も無き君に愛をこめて...』が発売されている。ほぼ同時進行 で進めていたこの詩集の中には、今作に収録された楽曲の詞に近似したものもある。詩集を作っていったことも今作においては作用した場面があったと語ってい る。[4]

•ボーカルのクレジットはVoiceに変更された。

•薫とDieによれば、これまでの自分達のギターの役割分担が曲によっては自然と逆転しているものもあると語っており、[5]またShinyaは前述のライブツアーの中で、課題であった「出音を大きくする為の方法」として、力を入れるのではなく、重力を利用して叩くというドラミングのこれまでのスタイルを覆すような考え方に出会うことで、スタイルの転換期ともいえる最初の作品にもなっているとのこと。[6]

•翌2006516日には全米で発売され、バンドの海外進出への一歩となった。米国版のみDVD付 の2枚組仕様。米国版のDVDの内容は、「Merciless Cult」、「THE FINAL」、「Machiavellism」、「朔-saku-」(無修正)のPVと、過去のライブ映像のダイジェスト版(主にTOUR04 THE CODE OF VULGAR[ism]のもの。およそ10分)である。
(シングル曲は全てAlbum Mix
•このアルバムを引っ下げて、約一年半にわたるツアー「It withers and withers」が行なわれた。ホールツアーとスタンディングのライブハウスツアー、初のヨーロッパ公演も敢行している。その後の「TOUR06 INWARD SCREAM」では後の『THE MARROW OF A BONE』の楽曲も組み込まれ、最終的にはアメリカでの初のヘッドラインツアー「TOUR07 INWARD SCREAM」へと展開された。このアメリカツアーの模様は、音楽番組『音遊人』で放送されている。
1.Merciless Cult
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
当初はオープニングに相応しい曲が見つからず、別の曲から始めるという案もあったが、この曲を1曲目に相応しいように、ということで改めてアレンジした結果この完成形になった。薫曰く「これでこのアルバムはもらったようなもんだ」と確信したらしい。[7]
2.C
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
C」という言葉は京曰く「誰にでも分かる意味の言葉」であり、詞は「敢えて熱いな、クサいなっていうものを書きたかった」と述べている。当初はギターソロパートも考えられていた。[8]
3.-saku-
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
13thシングル。アルバム用に楽器は再録されている。「Merciless CultC「朔-saku-」までは曲間を空けずに一気に畳み掛けるように構成されている。
4.孤独に死す、故に孤独。
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
5.愛しさは腐敗につき
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
曲自体は2004年秋に行われた「THE MANIPULATED LIFE」にて初披露されており、その時点ではまだ歌詞は完成されていなかった。[9]
6.Jesus Christ R'n R
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
「朔-saku-」発売後に行われたツアー「TOU04 KEEN UNDER THE SUN」でいち早く披露されていた曲のひとつ。ファンクのような序盤から曲構成が様々に変化していく。ツアーを経て曲のフレーズや雰囲気も変化していき現在の形になった。前述の京の詩集には、この歌詞の原型らしきものが存在する。
7.GARBAGE
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
こちらも「TOUR04 KEEN UNDER THE SUN」でいち早く披露された曲である。京の詩集にも内容が近似した詩が存在する。
8.Machiavellism
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
「朔-saku-」のリードナンバー。アルバム用では楽器の再録がされている。
9.dead tree
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
不協和音を取り入れた序盤から激しく三拍子の 音に連なっていく構成になっている。その曲調、世界観から、「このアルバムの核的存在」として後にPVが制作された。この映像はファンクラブ限定DVD It withers and withers -Bootlegged-』で見ることが出来る。セピアの映像が広がる、戦争をテーマにした作品になっている。
10.THE FINAL
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
12thシングル。こちらもアルバム用に楽器の再録がされている。
11.Beautiful Dirt
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
京によれば、詞の一節ごとにその矛先となるべき標的が違っており、多数に向けて書かれた歌詞であるとのこと。そのためレコーディングでも一節ずつ録音していったという経緯がある。この曲も「THE MANIPULATED LIFE」で披露された。
12.Spilled Milk
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
13.悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
詞は京があるファンとのエピソードを元に書き下ろしたものであり、レクイエムにもなっている。[10]本作唯一のスロー・バラードタイプの楽曲であり、アコースティック・ギターが全体に渡ってフィーチャーされている。メンバー曰く、本作の中では「谷」であり「頂」を演出している。
14.鼓動
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
打ち込みのシンセサイザーから始まるナンバー。「THE MANIPULATED LIFE」初日一曲目に演奏された曲でもある。PVが「朔-saku-」と連動しており、朔のPVの後日談であることがほのめかされている。



THE MARROW OF A BONE 
200727


•前作『Withering to death.』から約2年ぶりとなるアルバム。世界11カ国でほぼ同時期に発売された。

•初回生産限定盤と通常盤の2仕様で発売。ジャケットの仕様が異なり、初回生産限定盤には、本編の3曲をアレンジしたものを収録したボーナスCDが付属している。

•実際のレコーディング日程は過酷であったらしく、ファンクラブ限定振替公演や、「LOUD PARK 06」の参加、最終的には「TOUR06 INWARD SCREAM」と並行しての作業であり、マスタリングまで完成したのは、ツアー先でのことだった。[1]

•制作にあたっては、間口を狭めて、聞き手に対して「やさしくない」印象を与えながらも、いざ聞いてみると振り幅が広く深い世界観を感じることが出 来るような雰囲気を出したかったというイメージがあったらしいが、意外に楽曲を並べてみると聞きやすい印象も感じたとも語っている。[2]

•歌詞カードが非常に見にくい。背景と色が同化し、文字が極小でかすれているため、発売当初、購入者から「印刷ミスではないか」との指摘を多数受けたという。

•通常盤のジャケットのイメージ画像は、第二次世界大戦のクリミアでの戦場の写真を加工したもの。ニュース雑誌NEWSWEEK日本語版20097月最終週号のP52に元の画像が掲載されている。
Disc 1. シングル曲は全てAlbum Version。全作詞:京、全作曲・編曲:DIR EN GREY
•アルバムの発売に伴い『VULGAR』 以来となるアルバム限定コンテンツが展開された。楽曲の解説や、様々な関係者からのメッセージ、20072月に行なわれたアメリカでのヘッドラインツ アーから国内ツアーを追ったブログやコンテスト、限定グッズの販売(現在は終了)、PREMIUM LIVEへの招待(現在は終了)といった様々な企画が催された。
1.CONCEIVED SORROW
2006年夏に日本武道館で行なわれた「TOUR06 INWARD SCREAM」のオープニングにて初披露された曲。
2.LIE BURIED WITH A VENGEANCE
全編に渡ってギターの刻みが多用されている。曲展開は当初はもっと様々な展開を含んでいたが、アレンジを重ねていく上で、最終的にはストレートで、凝縮性を研ぎ澄ませたアレンジに行き着いたとのこと[3]
3.THE FATAL BELIEVER
2006年春に敢行した初のアメリカ公演「Showcase Tour」で初披露され、音源として発表される前から、その後のライブでも常にセットリストに組み込まれていた楽曲。
4.AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
20thシングル。ミキシングが新しくし直されており、ベース音がシングル版より強調されている。
5.GRIEF
アルバム収録の新曲中、PVも制作された楽曲。
6.凌辱の雨
19thシングルであるが、今作に収録されているのは、アルバム収録のために新たにレコーディングしなおされた再録ヴァージョンとなっている。ドラムの入りのフレーズや、ハモリやファルセットが無くなったヴォーカルなど、シングル版と異なったものとなっている。
7.DISABLED COMPLEXES
TOUR06 INWARD SCREAM」で先行披露されていた楽曲。
8.ROTTING ROOT
薫のギターリフから始まり、そのまま一定のルーズで低いテンションの中で進んでいくナンバー。
9.艶かしき安息、躊躇いに微笑み
Shinya原曲。今作の中でも静かな部類に入る、バラードテイストの楽曲。
10.THE PLEDGE
サビのキーが非常に高く、特に最高部の音程はDIR EN GREYの楽曲の中でも高いものになっている。
11.REPETITION OF HATRED
12.THE DEEPER VILENESS
TOUR06 INWARD SCREAM」で先行披露されていた曲。歌唱も全編ほぼシャウトのみで構成されている。
13.CLEVER SLEAZOID
18thシングル。「凌辱の雨」と同じくアルバム収録にあたり再録されている。
Disc 2.(初回生産限定盤のみ)
1.艶かしき安息、躊躇いに微笑み
(作詞:京 作曲・編曲:DIR EN GREY)
シンプルにピアノと歌のみをフィーチャーさせたアレンジに仕上がっている。
2.CONCEIVED SORROW
(作詞:京 作曲・編曲:DIR EN GREY)
オーケストラをメインに打ち込みを取り入れたアレンジになっている。
3.THE PLEDGE
(作詞:京 作曲・編曲:DIR EN GREY)
薫とDieのアコースティックギターをフィーチャーしたアレンジになっている。



DECADE 1998-2002
 20071219


DIR EN GREY初のベスト・アルバム。1998年から2002年までに発表された楽曲(アルバム『GAUZE』『MACABRE』『鬼葬』『six Ugly』及びシングルのみでしか発表されなかった音源)から厳選して収録されている。ベスト・アルバムであってシングルコレクションという位置づけではない為、その年代のシングル曲が全て網羅されているわけではない。

•完全限定生産盤。全曲リマスタリング。次世代メディア対応デジタル・リマスター仕様。

•今作及び『DECADE 2003-2007』に関してはメンバーからの発言はなく、また説明することがない、ということで取材なども行われていない。

2枚ともオリコンデイリーチャートにはTOP10入りしたものの、週間チャートではTOP10に入ることはできなかった。
DISC 1

1.アクロの丘
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
デビューシングル。
2.Cage
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
4thシングル。
3.Schweinの椅子
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
1stアルバム『GAUZE』収録曲。
4.予感
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
5thシングル。
5.304号室、白死の桜
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
1stアルバム『GAUZE』収録曲。
6.Deity
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
2ndアルバム『MACABRE』収録曲。
7.羅刹国
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
2ndアルバム『MACABRE』収録曲。
8.audrey
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
2ndアルバム『MACABRE』収録曲。
9.
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
6thシングル。
10.理由
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
2ndアルバム『MACABRE』収録曲。
11.JEALOUS-reverse-
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
7thシングル『【KRcubec/w
DISC 2

1.ain't afraid to die
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
9thシングル。
2.FILTH
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
10thシングル。
3.Bottom of the death valley
(作詞:京 作曲:Toshiya 編曲:Dir en grey)
3rdアルバム『鬼葬』収録曲。
4.逆上堪能ケロイドミルク
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
3rdアルバム『鬼葬』収録曲。
5.鬼眼-kigan-
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
3rdアルバム『鬼葬』収録曲。
6.embryo
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
12thシングル。
7.-mushi-
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
3rdアルバム『鬼葬』収録曲。
8.Mr.NEWSMAN
(作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey)
ミニアルバム『Six Ugly』収録曲。
9.umbrella
(作詞:京 作曲:Shinya 編曲:Dir en grey)
ミニアルバム『Six Ugly』収録曲。
10.CHILD PREY
(作詞:京 作曲:薫 編曲:Dir en grey)
13thシングル。



DECADE 2003-2007 
20071219


DIR EN GREY初のベスト・アルバム。2003年から2007年にかけて発表された楽曲(アルバム『VULGAR』『Withering to death.』『THE MARROW OF A BONE』収録)から厳選されて収録されている。『DECADE 1998-2002』と同じく、ベスト・アルバムであってシングルコレクションではないという位置づけから、その年代のシングル曲全てが網羅されているわけではない。

•完全限定生産盤。全曲リマスタリング。次世代メディア対応デジタル・リマスター仕様。

•今作に関しても、特にメンバーから発言はなく、また制作意図を説明するつもりがないという事で取材なども行われていない。
シングル曲は全てアルバム収録時のミックスをリマスターしたものである(特に『CLEVER SLEAZOID』と『凌辱の雨』はアルバム『THE MARROW OF A BONE』で新録されているものなので歌唱方法や演奏がシングル版とは異なる)
2008827日よりiTunes Storeにて全曲の配信が開始。DIR EN GREYiTunesでの配信は本作が初となる。なおもう1枚のベスト盤『DECADE 1998-2002』については配信されていない。(20099月現在)
1.OBSCURE
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
4thアルバム『VULGAR』収録曲。
2.かすみ
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
15thシングル。
3.THE IIID EMPIRE
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
4thアルバム『VULGAR』収録曲。
4.DRAIN AWAY
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
14thシングル。
5.砂上の唄
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
4thアルバム『VULGAR』収録曲。
6.audience KILLER LOOP
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
4thアルバム『VULGAR』収録曲。
7.-saku-
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
17thシングル。
8.dead tree
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
5thアルバム『Withering to death.』収録曲。
9.Merciless Cult
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
5thアルバム『Withering to death.』収録曲。
10.鼓動
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
5thアルバム『Withering to death.』収録曲。
11.C
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
5thアルバム『Withering to death.』収録曲。
12.THE FINAL
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
16thシングル。
13.CLEVER SLEAZOID
(作詞:京 作曲・編曲:Dir en grey)
18thシングル。
14.GRIEF
(作詞:京 作曲・編曲:DIR EN GREY)
6thアルバム『THE MARROW OF A BONE』収録曲。
15.AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
(作詞:京 作曲・編曲:DIR EN GREY)
20thシングル。
16.凌辱の雨
(作詞:京 作曲・編曲:DIR EN GREY)
19thシングル。
17.REPETITION OF HATRED
(作詞:京 作曲・編曲:DIR EN GREY)
6thアルバム『THE MARROW OF A BONE』収録曲。
18.CONCEIVED SORROW
(作詞:京 作曲・編曲:DIR EN GREY)
6thアルバム『THE MARROW OF A BONE』収録曲。



UROBOROS 
20081112


•前作『THE MARROW OF A BONE』から19ヶ月振りとなるオリジナルアルバム。

•中東のメロディを多く取り入れたフォーク・メタル色の強いアルバムとなっている。

•国内では通常盤、初回生産限定盤、完全生産限定盤の3仕様が発売された。海外でも日本を含め米国やヨーロッパ等の17ヶ国で発売され、国内盤と仕様が異なるタイプも発売されている。アメリカでは、DIR EN GREYにとって初のBillboard 200チャート・インを果たした[1]

•通常盤、初回生産限定盤、完全生産限定盤すべてがCD-EXTRA仕様になっており、「GLASS SKIN」(アルバム収録バージョン)のミュージック・ビデオが収録されている。限定盤のみに付属しているDisc 2には、前作に続きアルバム収録曲の中から、クラシカルな表現方法を駆使した音源を収録。また、完全生産限定盤は受注限定商品で、CD2枚に加えDVDLP2枚の計5枚組で豪華装丁になっている。

•日本での販売累計枚数が、43千枚を突破している。また、アメリカでは6千枚以上を売り上げた。

•本作のCDリリースと同日にiTunes Storeにて「凱歌、沈黙が眠る頃」のミュージックビデオの配信が開始。1週間後の1119日にはDisc 1収録の全曲の音源が配信開始となった。

•アルバム収録曲は発売前からライブで数曲披露されていたが、1229日に大阪城ホールで行われた「UROBOROS -breathing-」で初めて収録曲が全曲演奏され、同公演がこのアルバムの世界観で行われた最初のライブであるとされている。翌2009年に国内外で行われたライブツアー「FEAST OF SENSES」「ALL VISIBLE THINGS」はこのアルバムの収録曲を中心にセットリストが組まれており、201019日・10日の日本武道館公演「UROBOROS -with the proof in the name of living-」がアルバムの世界観の完結となるライブとなる。

•アルバムの発売に伴い前作同様アルバム限定コンテンツが展開された。
Disc 1.


通常盤、初回生産限定盤、完全生産限定盤共通。全作詞は京、全作曲はDIR EN GREY
1.SA BIR
「サ・ビル」と読む。『TOUR07 THE MARROW OF A BONE』から登場SEとして使われている曲。音源化にあたって多少のアレンジが加えられている。
2.VINUSHKA
「ウィヌシュカ」と読む。薫原曲。9分を超える大作であり、今回のアルバムのリードトラック。映画『サバイバル・オブ・ザ・デッド』の日本版予告編の主題歌にもなった。この曲を2番目に持ってきたのは京なりに意味があり、「核であるこの曲を中盤に置かず敢えて2曲目に置くことで、この核を乗り越えた人だけが先に進めるというようなところを表現したかった」と語っている[2]。 アルバム特設サイトにて5分程度に縮められたミュージックビデオが公開され、後にフルバージョンのものも制作された(フルサイズPVDVD AVERAGE BLASPHEMY』に収録されたが、映像の一部に規制が入っている)。ライブでの初披露は「UROBOROS -breathing-」である。
3.RED SOIL
短い曲ながらも様々な展開がある楽曲。Die原曲。ライブでの初披露はリリース後の「BAJRA」である。Shinyaのドラミングには珍しくツー・バスの連打があるが、これについてShinyaは「自然に思いついた」と語っている[3]
4.慟哭と去りぬ
ライブでの初披露はリリース後の「BAJRA」である。
5.蜷局

TOUR08 THE ROSE TRIMS AGAIN」で先行披露された。シャウトやグロウル、ホイッスルボイスなどは使われず、クリーンボイスのみで歌いあげられている。
6.GLASS SKIN
22ndシングルであるが、シングルバージョンとは異なり全英詞で収録。歌詞の内容も微妙に異なっている。
7.STUCK MAN
TOUR08 DEATH OVER BLINDNESS」で先行披露された。曲名は当初「Third time does the trick」であったが、現在の曲名に改題された[4]
8.冷血なりせば
ライブでの初披露はリリース後の「BAJRA」である。激しいチューンから一変して雰囲気が変わるところではコンガとパーカッションが演奏されている。
9.我、闇とて…
ライブでの初披露は「UROBOROS -breathing-」である。この曲は聞き手、ライブに来たオーディエンスに向けての曲になっている[5]
10.BUGABOO
ライブでの初披露はリリース後の「BAJRA」である。完全限定生産盤付属のLPではこの曲の後に京によるアカペラが収録されている。
11.凱歌、沈黙が眠る頃
TOUR08 THE ROSE TRIMS AGAIN』で先行披露。iTunes Storeではアルバム発売と同日にこの曲のミュージックビデオ(完全生産限定盤付属DVD2曲と同様のスタジオセッション)が配信開始となった。
12.DOZING GREEN
21stシングルであるが、シングルバージョンとは異なり全英詞で収録。
13.INCONVENIENT IDEAL
ライブでの初披露は「UROBOROS -breathing-」である。バラード調の曲である。



Disc 2. -UNPLUGGED DISC-
初回生産限定盤、完全生産限定盤のみ。4曲目以降は初回生産限定盤には収録されていない。
1.我、闇とて…-UNPLUGGED-
TOUR08 THE ROSE TRIMS AGAIN」追加公演の新木場STUDIO COASTでライブ終了時にサプライズとして流された。
2.INCONVENIENT IDEAL-UNPLUGGED-
パイプオルガンを使ったアレンジ
3.RED SOIL-UNPLUGGED-
ピアノだけを使ったアレンジ
4.DOZING GREEN (Before Construction Ver.)
既に発表した「DOZING GREEN」が現在の形になる前のバージョン。
5.DOZING GREEN (Japanese Lyrics Re-mastering)
6.GLASS SKIN (Japanese Lyrics Re-mastering)
以上2曲はシングル版と同テイク。Disc 1をマスタリングしたテッド・ジェンセンによって新たにリマスタリングが施されている。



Disc 3. -DVD DISC-

完全生産限定盤のみ。レコーディングおよびインタビューの模様他、セッションを複数の視点から撮影した映像を収録。
1.RECORDING&INTERVIEW
2.蜷局


3.DOZING GREEN
アメリカ版は以下の通り。
1.Repetition of Hatred (Live Take at Zepp Tokyo, December 22, 2007)
2.Agitated Screams of Maggots (Live Take at Zepp Tokyo, December 22, 2007)
3.Hydra -666- (Live Take at Zepp Tokyo, December 22, 2007)
4.Dead Tree (Live Take at Wacken Open Air, August 4, 2007)
5.Dozing Green (Live Take on Tour07 The Marrow of a Bone [studio audio])






Disc 4-5. -LP- [編集]

完全生産限定盤のみ。Disc 1の内容をLP2枚組に収録したもの。基本的にはCDのものと相違は無いが「BUGABOO」の一部のみ内容が異なる。詳細は上記のDisc 1の項目を参照。

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