瞞し
時に肌を裂く程虚ろ ざらついた喉舌
日を開けて飲み込んだ幻惑 壊れてゆけるように
疑念は解けたはず…
問いかけようの無い殺風景
抱き合うだけ無意味と
色を忘れた桜が舞う まだ上手く変われず
何かを求めたわけじゃない 忘れてゆけるように
裏切りを知ってたから
眠れるまで見つめさせて
深い嘘を
ただ哀れを演じ 自惚れ 廻る
伸ばす手さえ見えなかった
瞞しに接吻を傷に許しを
気付けばまた此処には誰も…
流し込む鎮静に解答など望まない
一瞬の逃避が終わりと知らぬフリを
ただ笑うだけで滲んだ距離が
あまりにも悲しかった
塞ぐ度に狭まる距離は
優し過ぎて冷たかった
色付いてく花びらのように
時が来れば思い出して
枯れ落ちてく花びらのように
時が来ても忘れないで
0 件のコメント:
コメントを投稿