2011年6月20日月曜日

疼く痣と歪む裏



本能を揺さぶる 卑猥過ぎる手つき
溺れる様に演じるから ほら・・・
「ゆらゆらゆらゆらら」踊ろう
つまらなそうな顔 気怠そうな声
感じてるふりくらいしなよ
「ほら、ほら、ほら、ほら・・・」
騙し騙しのかけひきからもう
抜け出せない 抜け出したくない だから
「ゆらゆらゆらゆらら」踊ろう
不感の愛情に気付き目を背けていた
アンバランスな過去 躊躇うキリ傷
隙間泣く埋め尽くす邪魔なソノ物は
苦悩する俺を潰すよ
何故彼女は今も影の無いあいつを見ているんだい?
何故彼女は何時も俺にソノ傷を隠すんだい?
俺の声は彼女の闇に届かずただ朽ちるよ
彼女は今もソノ痛みに震え

「形だけの俺を・・・」

俺は彼女にとって何だったのだろう
理解不能の現実が視界に焼き付く
吐き気誘う情景 ぶら下がる彼女
無言の決別が俺に突き刺さる
悲しげな顔は演技なんかじゃなく
俺には見せなかった素顔の彼女だった
俺は嫉妬していた
全てを許していた彼女の最愛だったあいつを憎んだ

形だけで中身の無い愛情と知ってたけど
彼女に触れて彼女を抱いて少しだけ笑い合って
夢のようなひと時に幸福を感じて
でも彼女は影のないアイツと
馬鹿な俺を笑ってる

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