2011年6月19日日曜日

NIL - 生暖かい雨とざらついた情熱


崩れるように倒れていった被写体が忘れられない

ふらつく足を摩りあなたを待った きっと許してはくれないだろう
雨の音に紛れて聞こえる その音は私の目の前で止まった

ただ あなたには ただ あなたには
秘め事一つさえしたくないけど
わかって欲しい たった一度だけ
苦し紛れの嘘を目を瞑って 抱いて

嗚呼 このままどうにでもして その手に偽りがないなら
ポケットの中のナイフごと「私を連れて逃げてよ」
まだ止まない雨に歌うわ シャツにこびりついて消えない
錆臭い罪と罪と罪を早く洗い流してレイン

Darlyn….あなたにまとわりつく嫉妬を奪った今
あなたの胸に沈む私は唯一なの?

傘もささずに息をきらして 私を探すあなたを見つけた時
とても嬉しかった もうそれだけで…
後は言葉も交わさずその時を待つわ

アスファルトと雨のワルツを聴きながら二人抱き合って
零れそうな弱さごまかして 甘いキスに溺れていたいの
優しい情熱で溢れる あなたのその華奢な手は
いつかの約束を残し赤いサイレンに手を振る
サヨナラ 愛して止まぬ人 サヨナラ 遠ざかるあなたへ

ざらついた舌先に残る 最後のあなたを信じて
次逢うその日「雨」が降るなら あなたに傘をさすから

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